ファイナンシャルプランナーのすずむらです。
FP2級・3級に合格した皆さん、おめでとうございます!
でも、ここからが本番です。せっかく勉強した知識を活かせるかどうかは、あなたの次の行動次第。今回は、FP資格をどう活かせばよいか、次に目指すべき資格、そして私自身の経験も交えながら解説します。
目次
- FPの勉強内容をおさらい
- FP合格後にできること・おすすめの進路
- 【実体験】FPの知識を活かしたキャリアの選び方
- まとめ
1. FPの勉強内容をおさらい
FPの試験は「広く浅く」が特徴。以下の6分野を学びます。
📌 ライフプランニングと資金計画
- 個人向け:公的年金、社会保険、教育資金、老後資金
- 法人向け(2級以上):企業の財務・退職金制度
📌 リスク管理
- 生命保険・がん保険・介護保険の仕組み
- 保険商品の比較・設計
📌 金融資産運用
- 株式・投資信託・債券の基礎知識
- ポートフォリオ理論、リスク管理
📌 タックスプランニング
- 所得税・法人税・控除制度
- 節税対策、確定申告の基本
📌 不動産
- 不動産の評価方法、賃貸経営の知識
- 不動産関連の税金(固定資産税、譲渡所得税など)
📌 相続・事業承継
- 遺産分割・相続税対策
- 事業承継の手続き
2. FP合格後にできること・おすすめの進路
FPに合格した後は、自分の得意分野を伸ばしてキャリアを作ることが大切です。分野ごとにおすすめの資格を紹介します。
✅ ライフプランニング・リスク管理が得意な方
🔹 社会保険労務士(社労士):年金・労働法・社会保険の専門家 🔹 年金アドバイザー:公的年金制度の深掘り 🔹 生命保険募集人:保険商品の販売資格 🔹 メンタルヘルス・マネジメント検定:メンタルケアの専門知識
✅ 金融資産運用が得意な方
🔹 日商簿記検定:財務・会計の基礎知識 🔹 証券外務員:金融商品販売の資格 🔹 公認会計士・税理士:企業財務・税務の専門家 🔹 証券アナリスト:投資分析のプロフェッショナル 🔹 アクチュアリー:保険数理の専門家(数学に強い方向け)
✅ 不動産・相続・事業承継が得意な方
🔹 宅地建物取引士(宅建):不動産取引の専門資格 🔹 マンション管理士・管理業務主任者:マンション管理のプロ 🔹 賃貸不動産経営管理士:賃貸経営を支援する資格 🔹 行政書士・司法書士:相続・登記の専門資格 🔹 相続診断士・相続アドバイザー:相続対策の専門家
3. 【実体験】FPの知識を活かしたキャリアの選び方
私はFP資格を取得した後、金融業界に進むか、不動産業界に進むかで悩みました。
💡 最初は金融分野に興味がありましたが、実際に働いてみると、不動産や税務の知識がより重要だと感じる場面が多かったです。
例えば、
- 不動産投資の相談を受ける際、税制やローンの知識が不可欠
- 相続対策の提案をする際、登記や遺言書の重要性を実感
その結果、FP資格+宅建+行政書士の勉強を並行して進めることにしました。
FPだけでは「知識を持っている人」ですが、+αの資格や実務経験を積むことで「実務に活かせるプロフェッショナル」になれます。
4. まとめ
FP資格を取得した後は、自分の得意分野を見極めて、さらに専門知識を深めることが重要です。
✔ 金融分野が得意なら証券・会計資格を目指す ✔ 不動産が得意なら宅建や賃貸管理士がおすすめ ✔ ライフプランや保険に強いなら社労士やFP1級に挑戦
「FPを取ったけど、次に何をすればいいのかわからない」という方は、まずは自分がどの分野に興味があるのかを整理し、次のステップを決めましょう。
あなたのFP資格が、将来のキャリアに大きな武器となるよう、ぜひ活用してください!
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